ムラケンの小部屋(ブログ)
2026.09.03
2ヶ月続く左股関節痛。筋肉・関節を調整しても残った 「引っかかり」のヒントは左下腹部に?
こんにちは。ムラケンはりきゅう整骨院です。 今回も人体の旅をしていきましょう! 2ヶ月前から左股関節の痛みに悩んでいた40代女性の症例をご紹介します。 患者さんとしては、 「特に何かしたわけではないのに、急に股関節が痛くなった」 という感覚だったそうです。 これ、当院に来院される方から本当によく聞く言葉です。 しかし身体を診ていると、「突然痛くなった」というケースでも、その瞬間だけですべてが起きているとは限りません。 日常生活での姿勢、歩き方、仕事、運動、過去のケガなど、さまざまな負担が少しずつ積み重なり、身体が対応しきれなくなったところで痛みとして現れることがあります。 そこで今回も、 「股関節が痛いから、股関節だけを見る」 のではなく、身体全体を確認していきました。 まず立った状態でご自身に股関節を動かしてもらい、どの動きで症状が出るのかを確認しました。 その後、仰向けになっていただき、こちらで股関節を動かしながら詳しく検査していきます。 特に症状が分かりやすかったのが、 股関節を曲げ、そこから外側へ開いていく動作(開排) でした。 こういう、 「股関節を開いたときに引っかかる感じがする」 と訴える女性は、当院でも比較的よくみられます。 今回もこの動きで左股関節に、 「引っかかる感じがする」 「ここで痛い」 という症状が出ていました。 当然、最初に確認するのは股関節周囲です。 筋肉の緊張や関節の動きだけではなく、 足元から膝、そして股関節へ、身体の動きや力がどのように連動しているのか。 さらに骨盤や腰椎周囲、股関節に関係する神経の働きなども含めて確認していきました。 検査で気になった部分へアプローチすると、最初より動きは改善。 患者さんからも、 「さっきより楽です」 という反応がありました。 ところが、もう一度股関節を開いてみると、 「でも、まだここが引っかかる……」 痛みは減っている。 でも、まだ痛みも引っかかりも取り切れていない。 ここで大切なのが、私たちが施術で重視している 「再検査」 です。 施術したから終わりではありません。 変化が不十分なら、 「まだ確認できていないところがあるのでは?」 と、もう一度身体を見直します。 はい、出ました。 そう、最近このブログでもよく登場している、 「内臓」という視点。つまり「お腹」です。 腹部を確認していくと、左下腹部に気になる硬さを感じました。 そこで患者さんに、 「便秘だったり、お通じの問題はありますか?」 と聞いてみると、 「かなり慢性的な便秘で、薬を飲まないと出づらく、下剤などもよく飲んでいます」 とのことでした。 左下腹部には、大腸の一部であるS状結腸があります。 もちろん、 「便秘が股関節痛の原因です」 と単純に決めつけることはできません。 しかし、身体を検査して左下腹部の緊張が気になり、さらに患者さん自身にも慢性的な便秘がある。 それならば、 「ここも身体の状態に何か関係しているかもしれない」 という、ひとつの臨床的なアイデアとして確認してみる価値があります。 そこで、S状結腸が位置する左下腹部周囲の緊張に対して、身体の反応を確認しながら優しく徒手的なアプローチを行いました。 そして、もう一度同じ股関節の検査をします。 すると、 「あれ?さっきと全然違う!」 それまで残っていた股関節の引っかかりと痛みに、その場で大きな変化がみられました。 股関節周囲の筋肉や関節、骨盤などへの施術でも変化はありました。 しかし、最後に残っていた症状が、左下腹部へのアプローチ後にさらに変化したことは、私自身にとっても非常に興味深い症例でした。 今回の症例から改めて感じるのは、 「痛い場所だけを見ていても分からないことがある」 ということです。 身体には、 筋肉、関節、神経、血管、そして腹部周囲の組織など、さまざまな構造があります。 それぞれを最初から「これが原因だ」と決めつけるのではなく、 どこを評価し、どこへアプローチすると症状が変化するのか? をひとつずつ確認していくことが大切だと考えています。 だからこそ当院では、 問診 → 検査 → 評価 → 施術 → 再検査 という流れを大切にしています。 「股関節を治療しているのになかなか良くならない」 「レントゲンでは大きな問題がないと言われたけれど痛い」 「腰や骨盤を施術しても、股関節の引っかかりが残っている」 そんな場合には、 痛いところだけではなく、もう少し広い視点から身体を確認してみる という選択肢があってもいいかもしれません。 ※強い痛みが続く場合や、歩行が困難な場合、夜間痛、発熱、外傷後の強い症状などがある場合には、医療機関での検査が必要なケースもあります。当院でも必要と判断した場合には、医療機関への受診をおすすめしています。 急な痛みも!慢性痛も! ムラケンはりきゅう整骨院 ➿0120-208-3232ヶ月続く左股関節痛。筋肉・関節を調整しても残った
「引っかかり」のヒントは左下腹部に?
股関節を曲げて開くと、左股関節に引っかかりと痛み
最初は股関節・筋肉・骨盤・神経をチェック
そこで視点を変えて……
左下腹部へアプローチした後、もう一度股関節を検査
身体は「筋肉と骨」だけではありません
今日の格言です。 「そのうち痛みがなくなるだろう」は、
痛みがなくなることが少ない!!




